髪の毛を抜きたくないのに抜いてしまう話
髪の毛を抜きたくないのに抜いてしまう( ;∀;)これってもしかして病気なの?
私は、抜毛症(ばつもうしょう)という病気を知らなかったんです。
ですが、抜毛症は認知度が低いのではないかと思います。勇気をもって美容院でも話した事が
ありましたが、何それ?といった感じでした。
私は、子供の頃からイライラした時、何かから逃げ出したい時、ストレスがある時など
無性に髪の毛を抜きたくなり、抜いた毛の毛根を潰して気持ちを落ち着かせたりする事がありました。
抜く事は良くない事って分かってるんですが抜いてる間は、
それ以外、何も考えられないんです。
なので我に返った時、自分の周りは抜いた髪の毛だらけで、
「こんなにも抜いてしまった!!!」と、罪悪感で落ち込むんですけどね(;’∀’)
本数は、10本、20本なんかじゃなかったと思います。
髪の毛を抜く行為は数十分の時もあれば、1時間以上の時もありましたからね😱
自分の髪が薄くなる自覚もあるので、このままではハゲてしまうと思った時は、
体中のいろんな部位の毛を抜いてしまってました。とにかく毛を抜きたいんです。
まつ毛が全くない時もありました。
自分でも引きます(;’∀’)
ハゲてしまうと思っていても辞められないんですよね(>_<)
でも、こんな事を続ける自分って変だよなぁ……。ってズット思っていましたよ。
髪の毛を抜いてる事を見て見ぬふりをしてくれた母
髪の毛を抜いてる姿を家族には見られないように、
ばれたらダメだという意識はありました。(怒られると思っていたので)
そう思いながらも、学校から帰って自分の時間ができると毎日、髪の毛を抜いてしまうんですよね💦
今、考えると自分ではバレないように髪の毛を抜いてるつもりでしたが、
母は知っていたけど何も言わないでいてくれてたのかも知れません。
普通そんなに長い時間、洗面台の鏡の前で髪の毛を触ってる我が子がいたら気になりますよね(;’∀’)
もちろんゴミ箱は、髪の毛でイッパイですから😓
ティッシュに髪の毛をくるんで捨てたりもしてましたが、
量が多いので全部は隠しきれてなかったと思います。
その頃、まだ小学生だったので隠し方があまかったんですよね。
気づかれたくない気持ちは凄くあったので、
何も言わないでいてくれたのは、そんな気持ちを察した母の優しさだった気がします…。
私も抜毛症が治らないまま母親になりましたが、
子供に対して、何が一番正しいのかは分かりません。
母が私にした選択はその頃に、母が悩み考えてくれた精一杯の選択だったんだと
思う事にしています。心配だったろうな…。
小学生6年の頃に円形脱毛症にもなったんですが、
一番最初に同じクラスの後ろの席の子に、
「なぁ、頭ハゲてんで!」って言われ、
次に学校帰りに近所のおばちゃんに、
「○○ちゃん💦頭ハゲてるやん!どうしたん!」と、言われました。
近所のおばちゃんと話してた、私の母も、頭を見てビックリしてました。
私のその時の心情は、
『やばい!!そんなにハゲるほど昨日抜いてしまったんか!』と、焦ってしまい
「ハゲてないから大丈夫!」って訳のわからん事を口走り、
母に聞かれる!どうしよう(>_<)って、てんぱってました(笑)
私は前日の夜に、いつも通り髪の毛を抜いてたらバサッと、髪の毛が抜けたのを思い出したんですけど
小学生だった私は、『抜けたから隠さな!何でこんなに抜けたんかな?』って思ったくらいで、
それが円形脱毛症だったなんて分かりませんでしたから(;’∀’)
病院に連れて行かれたかどうかは覚えてませんが、
「そんなに悩んでる事に気づいてあげれんくてゴメンネ…。」と、悲しんでた母を思い出します。
でも、円形脱毛症は関係なく、私が髪の毛を抜いてしまう事を母には、
そんな事をしてしまう自分が恥ずかしくて話せませんでした。
今はネットで何でも調べる事ができるし、
大人になってから私も抜毛症(ばつもうしょう)の事を知りましたが、
母の時は、ネットで調べられる時代ではなかったですからね(;’∀’)
抜毛症って何?病気ってわかってから考えた事
普通に考えて毛を抜くって異常な事をしているので、こんな事をしてる自分が恥ずかしくもあり、
誰にも相談できず数十年経ってしまいました。
若い頃は、回復が早いので抜いても生えてくれてたんですが、何十年と続けてきたので
頭皮?毛根?のダメージが修復しなくなってきたんですよね( ;∀;)
今では、髪の毛が生えなくて薄くなってしまい見える頭皮を、どうやって隠そうかな💦って
毎日考えてセットしています(;’∀’)
分かってるのに止められない…。病気ですよね。
だからといって、髪の毛を抜かなくなる訳でもないのが、この抜毛症の困った症状なんです😭
「病気なんやっ!」って思った時に、大人になって初めて持った携帯で検索しました。
なので私が抜毛症(ばつもうしょう)だと分かったのは20代前半くらいの時で、
抜毛症なんだと自覚したのもそれからです。
抜毛症になられた方でも、少し症状は違ったりすると思うんですけど
私は、この病気を克服するには、如何に自分の髪の毛・頭皮に興味をもたないようにするか。
そして鏡の前にも必要不可欠な時以外は行かないようにする。
だと思っています。私にはそれが凄く難しい事なんですが、
抜きたい衝動がでた時は、自分に言い聞かせてから違うことをするようにしたり
外に出るようにしたりするようには、心がけるようにはしました。
ただ、直ぐに治るわけではありません。自分の意志次第なので😭
実際、忙しくて鏡を見る時間が必要最低限だった時は、髪の毛を抜いたり頭皮を掻いたりする事が
だいぶ少なかったように思います。
時間に余裕があると髪の毛を抜いて毛根つぶしてましたね😱
抜毛症の方は、とにかく髪の毛から興味を逸らす事なんですよね!
勇気はいりますが、心を許せて言える方が居てるなら、
見かけた時に注意してもらうのもいいかもしれません。
まとめ
髪の毛を抜きたくないのに抜いてしまう、抜毛症という病気だという事を
知っているのと、知らないとでは気持ち的に全然違いますよね。
この記事を書く事を迷いましたが、
読んでいただいて、少しでも抜毛症の方の気持ちが楽になればと思い
私が経験した事を書かせていただきました。
私自身まだ治ってはいませんが、髪の毛に興味をもたないように
違うことに目をむけるように頑張っていきます!!
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